事業概要
Project高知県から施設園芸を変える産学官連携プロジェクト
IoP（Internet of Plants）が導くNext次世代型施設園芸農業への進化プロジェクトは、高知県が優位性を持つ施設園芸分野において日本全国・世界中から研究者・学生・企業が集積する産業集積群をつくり、最新の施設園芸関連機器、IoT・AI技術を広く農業関係者に普及させ、農家所得の向上や産地のブランド化につなげる産学官連携プロジェクトです。
（平成30年度内閣府地方大学・地方産業創生交付金採択事業）
プロジェクトについて
「Next次世代型」園芸システムの普及
全国に先駆けてオランダの最先端技術を取り入れた「次世代型施設園芸システム」を「Next次世代型施設園芸システム」へ進化させます。環境データに加えてIoPクラウドにより植物の生理情報もデータ収集しクラウド上で有効活用するシステムの普及を図ります。
次世代型（現在）
- ・高収量・高品質
- ・ハウス内の環境を見える化（ほぼ手動で制御）
温度、湿度、炭酸ガス濃度など※2014年から普及 次世代型ハウスの普及46.0ha（2015年～2018年）
環境整備技術は50％の農家に普及（主要6品目:ニラ・シシトウ・ピーマン・ナス・キュウリ・ミョウガ）
Next次世代型（未来）
- ・超高収量・高品質化 高付加価値化 超省力化・省エネルギー化
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- ・ハウス内の環境＋「生理・生育」の可視化
- レベルに応じた営農指導
- 統合制御（自動化）
- ・農家間の情報の一元化
- 産地全体としてSuper四定（定時、定量、定品質、定価格）
- ・収穫量・収穫時期の予測、作業の効率化
IoPクラウドで変わる施設園芸
データに基づく農業を行うためにIoPクラウドを構築します。最先端の研究からビックデータ（作物情報・農作業・環境情報）のデータベースにAIを組み合わせ機械学習などにより栽培・生産管理の最適化や出荷時期の予測などを行います。いつでも、誰でもハウスの状況や生育状態に合わせて活用できる環境が、農家の生産向上に繋がります。
